さて、某大手メガネチェーン店のCM。薄型レンズ込みで¥15000~、よく見たCMである。パッと見は、たしかに安い。でも安いものは安いなりの理由があるのをご存知でしょうか?

大手チェーン店=安いのは大量仕入れしてるから?こう思っている人がたくさんおられますが、実はメガネに関してはこんな単純な理由ではありません。メガネの値段の違いは何処にあるのか?簡単にまとめてみました。

安いメガネの場合

・海外製のフレームが多い。(特に中国製、最近では韓国製もあります。大手チェーン店の場合は自社製品)

・メタルフレームの場合は高価なものより変形しやすく折れやすい。

・セルフレームやβ樹脂性のフレームの場合、高価なものより割れたり折れやすい。

・二流、三流メーカーのレンズが多い為、コート剥げ等を起こしやすくレンズの寿命が短い。(大手チェーン店の場合は自社製レンズを使用してる場合が多い。)

・長時間かけてると疲れやすい。(安価なレンズだとサイドの揺れ歪みが強い)

・15分~20分程度メガネが出来上がる。(使用者の目に合わせたオーダーレンズではなく在庫レンズである。)
・ノーブランド。

高いメガネの場合

・国内製のフレームが多い。(大半は福井県鯖江市で製造されています。)
・フレームの材質が良く変形したり折れたりしにくい。(チタン製やチタン製形状記憶合金を多数使用)
・HOYA、NIKON、SEIKO等の一流レンズメーカーのレンズを使用
・レンズの品質が高く性能が良い為、安価なレンズよりも疲れにくい(累進レンズにおいても揺れ歪みが少ない)
・レンズのコーティングの性能が良くスリ傷や摩擦による傷に強くレンズが長持ちする。

・使用者の目に合わせたオーダーレンズが多く作成に1日~7日程度かかる。
・ブランド品。

・レンズの種類がとにかく豊富。単純に単焦点レンズ、遠近両用レンズの二種類だけでなくPC専用レンズや室内用レンズ、デスクワーク用レンズ等、たくさんの種類のレンズがあります。

セルフレームの場合、テンプル部分の芯のあるなしでも価格の差が出る場合があります。基本的に芯のあるフレームの方が折れにくく耐久度が高めになっております。

左が芯のないセルフレーム、右が芯の入ったセルフレームです。


メタルフレームの場合、テンプルや前枠部分の太さでも値段の差が出る場合があります。基本的に細くスタイリッシュなフレームほど耐久性は落ちてしまいます。

左は1万円代のフレーム、右は3万円代のフレームになります。


もう一度言います!安いものには安いなりの理由があります。今後メガネを選ぶ際には以上のような事を参考にして、本当に自分が望むメガネを選んでいただけたらと思います。